生きてる

夏がもうすぐ終わりそうになっています。
でもお盆が過ぎてからの方が焼けるような暑さで、終わっちゃうとまだなんとなく寂しいのでこの猛暑が嬉しいような。

前回ブログでザ・スニーク・エロティカの展示へ向けてエロスを追求してるというようなことを書きました。
が、エロスとはなんなのか言語化するには至らず、飲みの席でブログを見ていただいた方とも「なんでしょうねー」と
いう話になったんですが、なんだろうな！と日々思いながらとりあえず描いたり、
飲んだり、音楽を聴いたり、汗をかいたり、誰かの手を握ったり離したり、ものを考えたり考えなかったりしていました。

どうやらまだ人生勉強が足りないようなんですが、画面ではなんとなくとっかかりが掴めてきそうな気がしています。

今日は山口冨士夫さんの映画「皆殺しのバラード」観に行ってきました！
かーーーーーっこよかった！！
新宿での上映は終わってしまっていて、しょうがなく六本木まで向かったけど、シネマートの場所が分からず
行ったり来たりで上映ギリギリの汗だくになって、そんで観たら観たで涙がボロボロ出て、どんだけ水分失うんだよと
思ったけど、よかったーー。

顔は枯れ木みたいになってて、死ぬ前のうちのばあちゃんそっくりだなと思ったんですけど、目が強い。
澄んでて強くて、生きて戦ってる目ですね、美しかった。
うちのばあちゃんが死ぬ直前の目もすごく綺麗だったんだけど、もう半分この世にいないような澄み方だったんで、
それとはベクトルが全然違ってた。

「生きてるうちにやりたいこと全部やっといた方がいいよ、いいことも悪いことも・・・」

こないだゲリラ豪雨のあとに一瞬虹が出てて、ああ綺麗だなーと思ってじーっと眺めてたら
すぐ消えてしまったんですが、ああいうものかもしれない。エロスって一瞬一瞬生きてることじゃないかな、
自分とか好きな人が。捕まえてずっとそのままに、ってできないんだけど、絵に描けば留めておけそうです。

とりあえず生きてる。また会いにいける。よかったよかった。