2014年はエロな年

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大細密展2014、大変遅ればせながらありがとうございました！

梅雨の時期だったこともあり、来館が大変だったんではないでしょうか、
私は足下ビチャビチャの汗ダラダラで通っていました・・・

久しぶりに作品を出すことを再開しましたが、純粋に描くこと以外の作業準備がやっぱ大変！でもこの焦燥感が楽しい！楽しくてしょうがない！とそわそわわくわくを取り戻してきた最近です。
次回展示の予定も立ちました。ザ・スニーク・エロティカ10月28日〜11月2日http://www.gallerycomplex.com/c/erotica/
「ひみつのエロス」がテーマです。
これは裸体絵描きとしては出とかないかんと思って。

ひみつの・・・エロス・・・！
まあ、裸を表現すること自体はエロスの本質に正直関係ないんですけど、
自分の中でエロスとは？エロスを感じる瞬間はどういう時だろう、っていうのを考えています。
たぶん、大っぴらにこうだ！と言えないようなことなのは間違いないでしょうけど、

たとえば整髪料のにおいを、すーーっと呼吸する時とか、
真っ暗な部屋のなかでガラス戸棚やテレビのブラウン管に肢体が映ってる時とか、
独りで目が冴えて起きちゃって相手の足をぼんやりながめてる時とか、
汗で掴んだ腕が滑る時とか。

そういう時です。

それは取るに足らないような小さな瞬間で、隠されていて世界からは見えないものです。
でもそれが私にとってはけっこう特別で大事なことかもしれない・・・

古くからの知人で大好きなアーティストの大森靖子ちゃんの歌にある
「面白いこと、本当のこと、愛してる人、ふつうのこと、なかったことにされちゃうよ」ってのを思い出して、そういうことかなと勝手に。
留めないと、具現化しないと、隠れて見えなくなっていっちゃって、なくなるかもしれないような小さなこと。
そういう絵を描きたい。
今更美少女のおっぱいとか描いててもしょうがないじゃないですか。
2014年はエロな年。

感情の錬金術・湿／イラストレーション posted by (C)tauchi sakura