Tauchi Sakura*Art

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン出身。絵画・イラストレーションに関するブログ。前頭葉に幸あれ。

叫んだり黙ったりよろこんだり

4月20日は友人のバンドStrings Clubの解散ライブに行きました。
ただ単に音楽をそこで聴いてるだけじゃなくて、色んな人の笑顔や、涙や、それだけでは語れない顔や、本当にたくさんの顔と思いがひとつのライブハウスに溢れていて、さっと帰るつもりがやっぱり飲みすぎた。
言葉にするのは難しい。それだけ印象に残る日でした。

次の日、紙を断裁して下北沢まで搬入、印刷して釘打って額装してとちょっと焦燥感あふれる準備となりましたが、マスキングテープや金づちや大量の紙ゴミに囲まれて、雨の音と釘の音を聴きながらギャラリーの木の匂いを吸ってたら、えもいわれぬ幸せな気持ちになりました。あー、私これがずっとやりたかった、ずっとここに戻ってきたかったんだなと思って。


INUの「毎日どうでもいいことで忙しく」の歌詞じゃないけど、ここしばらく体を動かして何かを作る喜びを置いてきてた気がした。

そして今日までの4日間、こんな小さい展示に色んな人が来てくれて、お世話になって、友達とギャラリーの外で煙草を吸ってたらまたそのうれしさが増しました。

夜中に一人で描いてると、世界に自分だけみたいな気がして、そうすると凄く人間わがままになる。寂しさや不満や色んなものが行ったり来たりで手に入らないものばっかり気にするようになる。でもそんなのあたり前で何ゼイタク言ってんだバーカ!ってやつですね。
絵はもちろん一人で描くけど、ひとりでもの作ってるなんてとんでもない勘違いでおこがましいなって、当たり前だけど今回そう思いました。恵まれてる。下北の街や、白い壁や、工具やら、会えた人会えなかった人の顔、そういうのがすごく愛おしい。気色悪い表現ですいませんけども

平日なのに来てくれた中野や下北や国分寺、練馬!の皆さん、イラストレーターuwabamiの二人、ネットで見つけてくれた小学校の友達、ギャラリー・カフェのオーナー様、
それから、私がいない間に来てくれた人。笑
ありがとうございました。
まだまだ至らないことだらけですが、精進していきます。

あと二日になりましたが
残りずっといます、
よかったら下北で飲みましょー。