手元を離れたもの
12月、アートコンプレックスセンターでの大細密展も終わりました。今回お引き渡しが決まったもの
「フライングブレイン·フラスコ」
「ダイヤモンドの中の狼と女」
「うめ」
「うめ」に関してはかなりお気にいってくださったようで、飾った写真もいただけました!
以前購入していただいた「さくら」と並べて。
「うめ」は高円寺で飲んでは色んな鬱々した話やわくわくした話を共有して親しくしていた元友人がモデルです。真夜中の公園でブランコ乗りながら大森靖子歌ったりとか、ガード下の四文屋の屋台で飲みながら語り合ってそのまま私も高円寺から下りに乗れなくて幾度となく泊まったりとか。
上手く寝れないんだよねーと言った私に彼女が服用していた催眠剤をちょっとだけくれて、二人で飲んで並んで寝たけどやっぱり効かなかったりだとか。
その当時仕事もそれ以外もお互いに不安定で、でも、もしもその日の第一声が「死にたいなー」であっても笑って話すのが当たり前の関係は結構良かったです。あと、四文屋のモツかけごはんは超うまい。
一度腕にいっぱい作った傷を見せられた時だけはどう反応していいか分からなかったけど、色々あっても、包帯を取って花を咲かせている姿を描きたくて下描きを始めました。結果、だいぶ自由にメタモルフォーズしてくれたと思う。
モデルになった子には最近会ってないけど「うめ」を気に入ってくれる方がいてなんとなく供養できた気持ち。