夜が明けたら・リビドー展終了
ありがとうございました!リビドー展は25日17時で終了しました。
この6日間、想定したより遙かにたくさんのご来場をいただいて、楽しい展示となりました。
実際、搬入の日にずらっと全員並べてみて、これはもっとやらなきゃ、もっとできなきゃとダッシュで駅までリキテックスを買いに行き、開廊間際まで描いてたぐらい、私としては初めて一緒にやる作家さんに刺激を受けました。
直前まで一人ぼっちで描くのに、始まったら皆と体験を生で感じて、いつの間にか真っ白い壁の何もなかった空間に密度の濃い場所ひとつの場所が出来ていく。展示って面白いもんだなあと毎回思います。
今回は全部自分で納得できる質の作家さんと展示をともにできただけあって、やりたいことやろうって気持ちがだいぶ実現できて、終わりたくなかったなあ。
今回出したポストカードはこれら、「百合」
「ケンタウロス」、意外とこれの評判が一番よかった、
それから前回も載せた「感情の錬金術・輝」。
新作の花シリーズ「彼岸花」
と「サロメ」は搬送していただいてるのでまた次回載せます…
それから21日土曜日のレセプションでやったライブドローイング。これ楽しかった!
水彩紙をパネルに水張りし、酒まみれの中浅川マキを流しスタート。
普段喫茶店とかで描くことも多いので見られるのは気にならないんだけど、イベントとしてやるのは初めてだし、真っ白な何もない紙に最初に自分の一筆を入れるってのは結構直前まで緊張。
でも描きはじめたら夢中になってまわりの全部が消し飛びました。
ここの線繋げなきゃ、もっと点、もっと点!楽しい!
笑顔がありませんが楽しがってます。
またやります。
そして、ライブドローイングが終わっても絵が好きすぎてヒマがあれば加筆していく皆。
最終日は平日なので人は空くかと思ったんだけど今回リビドー展のプレスリリースのためにオファーをした新聞支社より取材が入り。画廊を開けていただいた眼下画廊様、本当にありがとうございました。
「tauchiさんは今後どんなことをやっていきたいですか?」と聞かれて、
「線を減らしたい」とか言ったけど、あれは愛媛の今後のアートシーンが隆盛するようにとか言わなきゃいけなかったやつか?まあいいや…。大多数の都会の人にはアレな話ですが、掲載は3月23日の愛媛新聞です。
で、その後もらった焼酎なんかを片手に持ってめちゃくちゃ満面の笑みを浮かべているところを撮られました。
ほんとはずっと怖かった、まだ自分が満足できてないので。
でもありがたい言葉をもらったり、「いいもんタダで見せてもらったから」とサッとお菓子を買ってきて風のように渡して去る鼠小僧みたいな男性がいたり、最終日は晴れるような気持でした。
創るのには終わりがなくていいなと思う。また次、明るい白い壁のあるところへ、
冬が終わったら電車に乗って次の場所へ。よろしくお願いいたします、
今回は6日間ありがとうございました。